2010年8月12日木曜日

iisakai プロジェクト 亜大生ら武蔵境駅周辺活性化プロジェクト

大学生の作るフリーペーパーはここ2年でかなり減っている。
フリーペーパーブームの火付け役のR25ですら創刊当初と比較して
かなり紙の質を落として発行部数と設置場所を
減らしてコストの調整をしているようです。

そんななか新たな大学生の取り組みがニュースになっていました。

■iisakaiプロジェクト
http://musasisakai.jp/project/iisakaii/detail.html

フリーペーパーを創刊した学生さんたち

以前からこのブログで再三触れているが、大学×大学生×地域は鉄板だ。
三者にメリットがある。こうした取り組みを大学側が援助することで地域共生を進め
大学生のスキルアップを図り優秀な人材を育てる学び舎とする。

地域もその活性化策で潤う。こうした循環を作っていくべきだと思う。
フリーペーパーは思いのほかコストがかかる。
学生側も完全無償だと続かないことが多い。
続いたとしてもモチベーションが落ち、質が下がる。
かと言って地域商店街の広告費はかなり限られているので継続には

・大手企業の年間もしくは半期程度のスポンサー獲得
・大学側からの援助(印刷を同時発注したり、印刷室を開放したり、資金援助)

はかかせない。
創刊3~4号は地域広告で粘り実績をつくりその間に
やる気とガッツと熱意でなんとかこの2つを勝ち取らなければならないだろう。


■亜大生ら 武蔵境発信 商店会と協力 フリーペーパー創刊(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100811/CK2010081102000023.html

以下引用


 武蔵境駅周辺地域を特集したフリーペーパー「iisakaii(いいさかい)」が今夏に創刊された。
地元商店会の有志でつくる「武蔵境活性化委員会」の活動をアピールするのが狙い。
地域にある亜細亜大学(武蔵野市境)の四年生三人が、その中心を担った。
創刊を機に周辺大学や地域とも連携し、
幅広い地元情報発信の場を目指している。 (高橋知子)
企画、取材、記事作成などを担当したのは
亜大経済学部・宇佐見義尚准教授の街づくりゼミ生で、
昨年から同委員会の広報部会で活動。
辛い食べ物で武蔵境をアピールする「さかいHOTほっとプロジェクト」に続く企画として、
今回初めてフリーペーパー作りに挑んだ。


 編集長を務める同委員会広報部長の見木久夫さん(30)が学生を指導。
出版・広告会社勤務の経験を生かし、ゼミの授業の中で取材方法、
原稿の書き方、校正までを教えた。
 全十ページの創刊号は「大学生の目からみた武蔵境」「こだわりのパン屋」「夜遊びMAP」
「地元に昔からある銭湯」などを特集。企画は三人の提案からえりすぐった。


 パン屋の取材をした合場美奈子さん(21)は「一軒目は飛び込みで取材したので、
ドキドキだった」と話す。取材の趣旨を伝えると、店主は快く応じ、
厨房(ちゅうぼう)まで見せてくれたのがうれしかったという。
夜遊びMAPを担当した大林志帆さん(21)は「一軒一軒電話で基本情報を確認する
作業が大変だった。この冊子が人と人をつなぐきっかけになれば」。


 武政涼斗さん(21)は毎日のように商店街を歩き「武蔵境への愛着がわいた」。
周辺大学と関係をつくるきっかけにしようと、近隣大学生の実態も取材した。
「今後、他大学にもフリーペーパーづくりに参加してもらえたら」と、輪が広がることを期待する。
見木さんは「三人が初めてのものづくりに体当たりで挑んだ創刊号を、
多くの人に読んでもらいたい」と語る。発行部数は一万部で、発行は年四回を予定。
武蔵境駅周辺の商店や観光案内所などで配布している。