2010年8月4日水曜日

産学連携による新事業立ち上げ

産学連携の事例をご紹介。


■甲南大学×JR西日本企画 7/30 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003258423.shtml


JR西日本(大阪市)は、甲南大学(神戸市東灘区)の学生らと連携し、大阪駅構内にある有料の女性用化粧室の利用増に取り組んでいる。同社にとっては初の本格的な産学連携事業で、“駅ナカ”と呼ばれる駅施設の有効利用に、主要顧客でもある女子学生らのアイデアを生かす狙い。(末永陽子)
 対象は2006年12月、同駅構内で開業した「アンジェルブ」。ドライヤーや化粧品の試供品が備えられ、着替えができるフィッティングルームやトイレもあり、化粧直しなどに利用できる。利用料は1時間300円。今年8月末には延べ利用者数が20万人を超える予定。ただ、JR西は「あまり知られておらず、目標数には届いていない」としている。
 このため、アイデアを求めて企業との共同研究を行っている同大経営学部の西村順二教授のゼミ生らと協力。同社担当者らは昨年から、3年生(現・4年生)約25人と議論を重ねてきた。
 学生たちは、主要顧客が学生や20~30代の会社員で、特に朝方や午後1~3時の利用が少ないことから、新規顧客の取り込みが必要と判断。閑散時間帯に自由に動ける主婦層に対象を絞り、「母と娘」をテーマにキャンペーンイベントを展開する方針。
 同大4年の堤茜子(あかね)さん(21)は「リピーターも多いが、PR不足で知名度が低い。キャンペーンをきっかけに広くアピールしたい」と意気込んでいる。  


写真
女子大生が使う駅内の有料化粧室

こうした産学連携はどの程度実際の
女子大生の意見が反映されてるのか正直疑問だが
学生側にとってはどうやってビジネスが
決まっていくのかの仮定が見れるので大きな成長の場となる。

リリース価値もある程度でるので大手企業であれば大学のゼミに
連携を求めて新規で実現するプロジェクトが決まっている上で
学生側の視点を入れるのが吉。

ある程度の枠組みがないと学生側に「何かおもしろいモノ考えて」では出てこない。
企業側はそこを学生に過度に期待せず行っていくことが求められるだろう。

企業ではこのようなプロジェクトに25人もの人員は絶対に割けない。
そんな学生の意見が聞けるだけでも価値があるといえるかもしれない。