2011年2月22日火曜日

大学生店長引退へ-居酒屋-

◆千日前の居酒屋「なばちゃん」大学生店長、卒業に伴い店も「卒業」へ

千日前の居酒屋「なばちゃん」大学生店長、卒業に伴い店も「卒業」へ
現役大学生店長の武秀和さん

記事の内容は月曜日だけの限定で大学生が店長をやっている居酒屋がある、とのこと。

この記事を見て、「あ。これはありだな」と感じました。気になったのはこの部分。

ツイッターやミクシィで事前に「今日は何が食べたい気分?」と質問して、返ってきたメニューを実際に当日のメニューに加えることも。1日あたり7~8組の客が来店するが、そのうち3~4組はツイッターやミクシィを見て来る新規客だったという。



この記事に出てくる那波さんほどしっかりとした対応が出来る人は少ないかもしれないが
リテラシーが少々ある今の大学生はSNSを大体やっている。
週1回、1日3組程度をその自分のネットワークや自分の情報発信から
呼ぶことは十分現実的な気がする。


リピーターやコンセプトを知らずにはいる人が多いことが想定される
「立地がよく広いお店」を任せるにはリスクがありすぎるが
「立地が悪く元々お客が少ないお店」で月~木に学生に運営させるのはかなり利にかなっている気がする。もちろん、学生側も値段を決めたり、取り分を多くしたり、オリジナルメニューを自分で決められたりする権限があれば、絶対勉強になるし悪い話ではない。

学生であれば平日に友人のサークルの打ち上げなどにも使ってもらえるかもしれないし
カリスマ学生なら平日2日くらい回せてしまうかもしれない。

信頼できる学生の確保や衛生面での課題は残るが
学生の経験&収益の面から非常に面白そうな取り組みだなー、と感じた。


以下記事全文。
大阪・千日前の居酒屋「つどい処 なばちゃん」(大阪市中央区千日前1、TEL 090-7115-0241)の現役大学生店長・武秀和さんが卒業のため、2月28日で同店も「卒業」する。

 同店は、和歌山県出身の店主、那波輝一さんが4年前にオープンし、7坪の店内にカウンターのみ8席を設ける。那波さんの地元、南紀勝浦から直送される「漁師が作る干物」が看板メニュー。2009年11月、同店常連客で、大阪工業大学で技術マネジメントを学ぶ武さんが、定休日だった月曜日に店を借りて「月曜日だけの店長」としての営業をスタートした。

 「もともと料理はそれほど好きではなかった」という武さんだが、那波さんから料理の手ほどきを受け、同店の通常メニューのほかに、オリジナルメニューも提供するほどに。ツイッターやミクシィで事前に「今日は何が食べたい気分?」と質問して、返ってきたメニューを実際に当日のメニューに加えることも。1日あたり7~8組の客が来店するが、そのうち3~4組はツイッターやミクシィを見て来る新規客だったという。

 営業前には近くの黒門市場に仕入れに行く。武さんは「最初の頃は仕入れすぎて材料が余ってしまい、自分で食べたこともあった」と笑うが、今では、女性客が多く来店しそうな日には、果物を仕入れるなどの工夫をする余裕も生まれていた。最終営業日の28日も、いつも通りの営業を行う。卒業後は、通信関連の仕事に就く予定。