2010年7月13日火曜日

粋な帝京大学の口蹄疫対応

宮崎県で猛威を振るう口蹄疫。

一番話題になっていたのは少し前になりますが、
殺処分を待つ家畜に対して一番の高級な餌を与えて
体を拭いていたという地元農家の方のエピソードを聞いたときは
その苦しみ、悲しみたるや想像を絶するものだと感じました。


感染のピークは過ぎたようですが
現実的なところとして経済的な被害がわかってくるのはこれからでしょう。

そんな中帝京大学が粋な計らいをしていたのでご紹介。


口蹄疫に係る被害世帯の学生に対する支援策について(帝京大学)


口蹄疫に係る被害により、家計が急変して修学困難となった学生に対し、以下の通り緊急支援策を実施いたします。
1.対象校
・帝京大学各学部(但し、医学部を除く)
・帝京大学大学院(但し、医学研究科を除く)
・帝京大学短期大学
・帝京短期大学
・帝京高等看護学院
・帝京大学福祉・保育専門学校


2.対象者
(1) 口蹄疫に係る被害により、支出増大または収入激減した世帯の学生であること。
(2) 休学中、休学予定、もしくは留学予定でないこと。
(3) 各種特待生、奨学生、国費・私費減免予定者でないこと。但し、日本学生支援機構からの奨学金受給者および新聞奨学生は除く。
(4) 学業の継続に強い意志をもつ者であること(原則として成績の優劣は問わないが、著しく成績不良、単位未取得者の者については条件を付けることがある)。


3.支援内容
・在学生については、平成22年度の納入金の全額もしくは半額を免除する 。
・平成23年度入学予定者については、入学金の半額を免除する。


4.お問合せ
お問合せは、下の「お問合せフォーム」からお願いいたします。




まぁ簡単にいうと、口蹄疫で被害を受けた
世帯の学生の学費を免除もしくは半額にしますよ、って話。

農家はわかりやすいにしても
宮崎料理を提供しているレストラン経営者とか、
宮崎県内の配送業者とかの家庭はどうなんだ??っていうような
どこまで該当させるのかが難しいケースもがあったり
大規模な災害の時にはこういう対応が出て、そうでないときはこういう対応はしない…
なんてなってしまうと不公平感もでるので
実際の運用面では中々難しいところあるだろうなぁ…とは思うものの
なんにしてもこういう対応を迅速に打ち出せる大学っていいなぁ、と思います。