2010年9月29日水曜日

文部科学省が「大学生の就業力育成支援事業」を採択

文部科学省から「大学生の就業力育成支援事業」の採択事業が発表されました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/shugyou/1296632.htm

補助金が無駄にならなきゃいいけど・・・

現実問題として大学が就職予備校のようになっているのは否めません。
もちろん、社会に出るのに非常に重要なことだと思うので一概には否定できませんが
税金で大学に対して補助金を出したところで学生の就業力は向上するのでしょうか?
なんとその額30億円!!

昨年12月に決まった高等教育に対する予算編成
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2010/02/03/1289012_010.pdf

具体的にどんな取り組みが採択されているのかを見ると・・・・

WEBラーニング事業が非常に多いです。
概要だけではわからないのですが
WEBラーニングのコンテンツを作ることにお金をかけているとしたらそれは筋違いだと感じる。
冊子を作って学生に配布するなども愚の骨頂。
難しい横文字で意味がわからない事業も多いのは残念です。


民間企業が既に提供している情報もかなりの量です。
わざわざコストをかけて仕組みを作らなくてもちゃんとした講師を呼んで
様々な情報の見方を必修にするだけでかなり違うと思います。

そもそも一昨年までは学生の売り手市場だったことを考えると
就業力が足りないせいで就職ができないのではなく、
景気が悪くて採用できていないと考えるべきです。

とはいえ走りだしたこの支援事業。
もちろん、うまくいくことを願っています。
期待を裏切ってくれるといいですね。