2010年4月15日木曜日

電子書籍の話になったときにそれっぽいことを言えるまとめ。

前にも記事にしましたがアメリカの大学ではi-padを全学生に配布し、
教科書を電子化するなんてところもあるとのこと。


i-padの発売で今まさに市場の注目を集めている電子書籍市場。


電子書籍リーダーはkindleやi-padだけでなく、
実は日本でも随分前から出してるんです。

SONYの「Reader Daily Edition」

ah_daily.jpg

富士通「FLEPia(フレッピア)」

値段が10万て・・・・i-padより高い(苦笑)
PANASONICは以前出していますが撤退していますね。再参戦あるのでしょうか?
i-pad以前はモノクロリーダーが基本でi-pad以降はコンテンツのカラー化が言えるようです。


この市場は自分の学習のスタイルが変わるかもしません。
また一番マンガを読む時間のある大学生にとって
大変興味のある市場だとおもいます。

大学のキャンパスの中で話題に上がったときにそれっぽいことが
言えるようによくいわれてる議論を中心に下記にまとめてみました。


電子書籍の 現状分析・未来予想・課題


①現状分析

図2-1
図2-2
図2-3

・日本の書籍市場は約2兆円。
・日本の電子市場規模はアメリカの100億円と比較し
2009年時点(i-pad登場前)では約4倍の380億円。
携帯電話でのダウンロード(主にエロと携帯小説)が牽引。
・今までも数多くの端末が失敗してきている。
・appleは別に電子書籍市場を重視していない。アプリを重視。
 ジョブス曰く「そんなに家で本読んでる人なんていないよ。」


②未来予想
・数年内に電子書籍が2500億円を占めるのではないか?
・教科書は電子化されるのではないか?
(2009/12/22原口総務大臣「デジタル教科書を全ての小中学校全生徒に配備(2015年)」と発表)
・電子書籍は日本の本の英訳物を世界に売れるチャンス。英訳が進む可能性。



③課題
・電子化されると著作権侵害進みそうじゃない?それはまずいよね。
正規の市場を作り上げなければ、利用者は結局、別のところでコストを払うことになる
・流通書店やばくない?本屋がなくなる。
・コンテンツプラットフォームが出来上がってしまうと寡占が起こる。
・コンテンツホルダーである大手出版社がコンテンツを開放しないであろうために箱だけになるかも
(PANASONICやソニーの端末撤退はそこに起因する部分が大きい)
・質感がなくなる、貸し借りができない
・なんとなくヤダの壁
・有料WEBと何が違うの?



友人と議論をする際にここのことをかいつまんで話せばあなたは
キャンパス内では電子書籍マニアになれることでしょう。



【参考】
慶應義塾大学SFC研究所 プラットフォームデザイン・ラボ


電子書籍の課題と現状


電子書籍市場について
http://www.webdbm.jp/2009/02/7-e8fe.html


番外編で・・・・
http://developer.cybozu.co.jp/akky/2010/04/ipadkindle-674c.html
Ipadprinting

こんな使い方をするとプリントアウトがなくなるかもって話。
コンビニのコピーがプリントアウト機能を兼ね備えてしまう。
こんな時代が来るんだろうか?