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市ケ谷に本社を構える人材コンサルティングのワイキューブ(新宿区本塩町)は3月30日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
同社は1990年の設立で、安田佳生代表は「採用の超プロが教える」(サンマーク出版)、「千円札は拾うな。」(同)など多数の著者としても有名。ワインセラーやバーを設置したモダンなオフィスが各種メディアで報じられるなど、雑誌の就職人気企業ランキングなどで上位に入るほどの知名度を有していた。
コンサルティングや中小企業向けのセミナーが好調であった2007年5月期には、売上高約46億1400万円を計上。しかし、急激な業容拡大に伴う借入金、事業多角化にともなうコンサルタント費用がかさむなど収益が悪化。リーマン・ショックの打撃もありリストラを進めていたが、2010年3月期の売上高は約14億8000万円にとどまるなど、人材ビジネス業界の低迷から経営難の状態が続いていた。
・安田社長の著書「千円札は拾うな」は30万部以上販売
・営業にノルマがない
・25歳で年収700万円以上
・おいしいレストランで食事をして経験を広げるだけの仕事の社員がいる
・オフィスがベストデザイン賞を受賞
などが大変メディアで話題となり、
記事にもあるように2007年前後は大学生にも大人気の企業でした。
当時はワイキューブに限らず人材業界が絶好調で人気。
インテリジェンスやグッドウィルなども人気でした。
大部分の学生の志望動機は「人と人をつなげる仕事に携わりたい」というものでした。
しかし、今ではすっかり人気が落ち込んでしまいました。
それより5年ほど前の2002年ごろは起業ブーム。
それより5年ほど前の1997年ごろはIT企業ブーム。
最近は国際貢献チャリティー・社会貢献ブーム。のような気が・・・・。
(地震復興チャリティーに関してはまた別)
本当に本当に本当にそれやりたいの?と感じることが多いです。
学生というのはいい悪いは別にして
結局時代に翻弄されていて自分の意見など
持っていない人が大部分なんだろうな・・・・と強く感じました。
かく言う自分もそうだったかもしれません・・・・。
話がそれましたがワイキューブに関しては
1ヶ月ほど前には新卒採用の説明会に脱出ゲームを
活用することがニュースになっていて
相変わらずPR上手だなぁ・・・と感じていた矢先だったので大変驚きました。
◆就活版「リアル脱出ゲーム」-ワイキューブが新卒採用に導入
http://ichigaya.keizai.biz/headline/798/
安田社長はツイッターでもコメント。
ワイキューブ安田社長のツイート |
ご存知の方も多いと思いますが、昨日、民事再生を申請しました。事業は変わらず続けていく予定です。社長を続けられるかどうかは未定ですが、仕事は続けていくつもりです。期待してフォローしていただいた方、申し訳ありません。できる社長とは言えませんでした。