2010年4月17日土曜日

大学の空きテナントを有効活用する

こんなニュースを見つけました。
大学生の新しい起業のスタイルかもしれません。



大学生と農業の力で豊かな未来を実らせる――東洋大学の学生による“おむすびプロジェクト『結』”


http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1713

(一部引用)

東洋大学ではこの4月より、白山キャンパス(東京都文京区)の6号館地下食堂内に“おむすびプロジェクト『結(むすび)』”をオープンした。これは、3月に卒業したばかりの卒業生を代表に、店舗の運営や料理、宣伝など各分野のプロの方々に指導のもと、学生の手で運営を行っていくプロジェクト。店舗のメインは、美味しい全国のお米でむすぶ「おむすび」だ。
 東洋大学の5学部の学生が通学する白山キャンパスには、4つの学生食堂とカフェテリアがあるが、全1300席を持つ大型フードコートとして注目されているのが「6号館地下食堂」だ。このたび、同食堂内にあった空きテナントを活用し、学生が主体となる店舗“おむすびプロジェクト『結(むすび)』”が誕生した。

同店舗のメインは、美味しい全国のお米でむすぶ「おむすび」。それに加え、このプロジェクトに賛同いただいた、ご縁のある各地の皆様から分けて頂く産物で作ったシンプルな料理のランチプレートを500円にて販売する。

『結』の代表、吉田貢太郎さんは、この3月まで同大学生として「環境社会学」のゼミ(指導教授:青木辰司教授/社会学部長)に所属。地域の独自性や地域間の交流、地域・都市の交流などを「結ぶ」ことに関する重要性を学んできた一人だ。卒業に際し、その集大成として「おむすびプロジェクト」を立ち上げ、ゆくゆく自立化して店舗を経営するための修行を積んでいる。
ともにこのプロジェクトに参加するのは、在学中の後輩たち。学食で店の経営を実践することで、ビジネスの現場を体験する貴重な機会になっている。



推測するに、在学中にゼミの中でこんなことやったら面白いんじゃないか?
地域活性になるんじゃないか?と盛り上がり、
教授もしくは大学がその動きにが手を貸したという構図。
卒業生が今年から行うということは
就職をせずにやるというところも興味のある部分です。
採算が合わなければ吉田さんも継続することはできないでしょう。

今後独立できるかどうかは別にして面白い事例ではないでしょうか?


いいたいことは・・・

★学内の空きテナントもしくは空きスペースを学生が利用して新しいことを始められる。
その事例が出てきている。もっと挑戦してみましょう!
(先日もカフェの事例を紹介しました。)


■POINT
★メリット
・スタッフの一部を所属の学生がやる。
(人件費の抑制)
・賃料はなし、もしくは相場と比べて相当安いはず。
(賃料の抑制)
・学内には人がおり、競合が少ないので認知は広がりやすい。東洋大学は20,000人以上がいる。
(広告費の抑制)
・初期コストがかからない。


★デメリット
・一番のデメリットは休みの多さ
(春休み・夏休み・冬休み・土日祝日。学食などは意外と利益率が低く撤退する業者が多いです。)
・規模の制限。学内が好条件のため学外では成り立たないため仕入れ値が高いままになりがち。
(大学内のお客さんしか基本いない)
・デメリットといい切れないが支持には社会貢献が求められる
(完全な利益追求モデルはおそらく学内で認可されない)
・客単価が安い
(飲食に限らず、学生はお金もっていないのが基本。
値段勝負にならざるを得ないわりに規模の経済が使えない。)


学内のスペースは限られるので後輩にチャレンジの場を空けるという意味で
卒業後3年以内に外部で独立できなければ廃業する、
などのルールを設ければ流動性もあって良いかもしれません。


情熱のある学生は大学の空きスペースを利用させてもらえるよう交渉してみましょう。
大学生の発送で行われる新しい取り組みがもっともっと行われるといいですね。

事業は千三(せんみつ。千あるうちの三つくらいしか成功しないということ。)。
がんがん挑戦していけば当たるのも出てくるでしょう。

でも挑戦しなければ新しいことは生まれません。レッツトライ。