充実したDATAが発表されました。
平成20年の大学・短大の学生生活調査です。
80,000名以上の調査ということもあり、信頼度が高いと思われます。
大学生の今、がわかるDATAになっています。
31Pのボリューム。諸々のDATAから大学生が困窮しているのがわかります。
・・・・・褒めすぎですかね。
http://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/data08.html
より引用。
奨学金を借りている学生が4割以上で ピークの2/3の生活費というのは驚きです。
ただ…奨学金を借りている学生は親の年収はそれなりに高いという矛盾。
若いうちに使えるお金が重要と言うことでしょうか?
マネーリテラシーが低いと言われる日本において学ぶことなくして
割引現在価値を理解しているのでしょうか?(苦笑)
↓拡大ボタンで拡大しないと数字が見えないですね・・・・
以下産経新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000590-san-soci
大学生(昼間部)の平成20年の年間生活費は平均68万円で、
ピークだった12年の94万円と比べ約3割減少したことが18日、
日本学生支援機構の調査で分かった。
奨学金を受給する学生が43・3%にまで増える一方、
学費は右肩上がりで過去最高の118万円に。
大学関係者からは「親の失業といった特別な状況でなくても、
学費免除を求める学生が増えた」との声も聞かれ、生活費を切り詰める現代学生像が浮かんだ。
調査は昭和43年から隔年で実施。今回の調査対象期間は平成19年12月~20年11月で、
学部生の有効回答は1万1760人だった。
生活費は12年の調査以降、4回連続で低下。項目別に比較すると、
食費は12年の25万円から18万円に、住居・光熱費は29万円から21万円にそれぞれダウン。
趣味などに費やす金額も18万円から14万円に下がった。
病院代などの保健衛生費は4万円でほとんど変わっていない。
平均収入は220万円で、12年の215万円からほぼ横ばい。
内訳は、仕送りなど家庭からの収入が65・9%で、12年の72・4%から下降。
代わりに、奨学金が12年の8・5%から15・3%へと大きく伸びた。
家庭からの出費は、大学種別や学生の居住形態で大きな差があり、
もっとも安い自宅通学の国立大生が72万円に対し、
アパートなどに住む私立大生は198万円に上った。
家庭の平均年収は、2年前と比べ国立は792万円で横ばい、
私立は31万円減の834万円、公立は16万円減の724万円だった。
学生の節約傾向について、同機構は「奨学金の重要性が増しており、
貸与人員の増加などに取り組んでいきたい」と話す。
大学による経済的支援も、不況下で拡充が続いている。
今年1月、在学生計千人に1人10万円の奨学一時金を支給した九州大(福岡市)は、
「授業料減免を求める人数がふえ、枠に入りきれない学生を対象に支給した。
経済的困窮は以前は一部の学生だったが、
いまは一般の学生でも生活を切り詰める様子が伝わってくる」と話している。